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人間の二大尊厳として、「悲知」と云う言葉を、先日、住職から聴いた。
「悲」とは、悲しみのこと、慈悲のこと。 「知」とは、知識のこと。
慈悲も知識も、偏ってはならない。
知識偏重の人は、一刀両断に人を傷つけてしまう。慈悲偏重の人は、人をダメにしてしまう。
安らぐためには、悲知円融(ひちえんゆう)の境涯を目指さねばならない。
矛盾から発するエネルギーを感じながら、微妙なバランスを取ることは、達人の域。
そこに、修行することの深さと喜びがある。
March 26, 2013 in 人生 | Permalink Tweet
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