陽だまりに安らぐ、38億年の安らぎ、
昨日午前中、近所の洗濯屋さんへ行った後、自宅で、陽だまりに坐りこんでいたら、朝日の暖かさが、懐かしく感じて、暫く、じっとしてそのまま過ごした。
TVで、"こころの時間"も久しぶりに見た。それは、生命誌研究所の中村桂子さんの対談だった。
水俣の海が、今は余りにも綺麗で、あんな酷い公害問題があったことを忘れさせるような美しさだと聴いた。水俣を中村さんに案内してくれた地元の方は、ここは"生国(しょうごく)"ですとおっしゃったと云う。この情景や、言葉のやり取りが、もう、何か、深いものを感じさせてくれる。
中村さんは、38億年の生命史の神秘を語る。生命の素の細胞も、みな全ては、グルグル回っているのです。回っているから永遠なのです。生命は作られたものではありません。(宇宙に)あったのです。
みんな同じで、そしてみんな同じではない。比べると、みんな繋がっていることがわかる。
生きていることは、プロセスが大事。結果を求められるのは機械。
生きていることは、結果として何かを目的を成就させることでもなく、ただ日常の営みのプロセスそのものの、安らぎに気づくこと。陽だまりに安らぐこと、それは、生きることの安らぎへの気づき。
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