駅と電車に有難うのシーン、2013年3月15日
今朝の新聞で、昨日の、東横線の地上の渋谷駅とのお別れのシーンの記事を読んだ。地上にあった東急渋谷駅は85年の営業を終えた。16日0時54分最後の上り電車が満員の乗客を乗せて、渋谷駅4番線に着いたと云う。
昨日は渋谷駅は、通勤ラッシュを越える程の混雑で、別れを惜しむ群集で溢れていたとのこと。
最終電車は渋谷駅で満員の客を降ろして2分間停車した後、回送電車として出発する時、ファンなどから「ありがとう」と云う声があがったと云う。
昨日の夜、私は、新宿で坐禅会の後、混雑した東急・渋谷駅を避けて、JRで大井町経由で、横浜へ帰った。私は、数日前、平常な渋谷駅を歩きながら、既に、心の中で最後のお別れをしていたから。
そして、もうひとつの別れもあったことを知った。東北・上越新幹線で親しまれた200系が1982年から30年の運転を終え、昨日、沢山の鉄道ファンが見送ったとのこと。
私は、別れには立ち合わなかったが、駅や電車に、ありがとうと云う気持に安らぐ。自分が見て来た何気ないシーンが、そのような、かけがえのないシーンであることに気づかせてくれる。
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