電車の席に百人一首の句のカード、
昨日、終業後、目黒の不動前に、勉強会(通称:カリスマ会)に行く途中、三田線の急行を白金高輪で、普通・南北線・日吉行きに乗り換えた時、空席が一つ。
空席の上には、何かカードがあったので、取り除いて座って、そのカードを見ると、それは、百人一首のカードだった。
片面に、「瀬をはやみ 岩にせかるる たき川の」とあり、もう片面に、「われても末に遭わんとぞ想う」と書いてあった。
子供時代に母から、何度も聴いた百人一首。聴きなれた響きに、母との時間を想い出した。
"今は、川の流れが急になり、岩に流れを分けられているが、いずれまた落ち合いましょう"と云う歌。
"崇徳院"と云う人の歌だと、帰宅後、調べてわかった。
偶然に乗り合わせた電車で、"崇徳院"の歌。 「われても末に遭わんとぞ想う」、それは、母からの手紙のように想えて、ジーンときた。私は、そのカードを、大切にとって置こうと想う。
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