励まされるような辞世の句、
昨日、図書館で借りた、「辞世の句300選」と云う本に、今朝は、もう感動しきりになった。
貸し借りの無き身の軽ろし芋の花、 まーいいか責めて花の咲く頃に、遺すもの何もなくてもメダカの子、途中下車程の滞在春の雪、白く来て白く落ちゆく小滝かな、
父の声大きく響く花野かな、頑張ったよく頑張った頑張った、芋虫を二匹助けたことくらい、花に舞う太極拳を来世にも、媚びること知らずに生きて白木蓮、
桃の花生きよ生きよと母の声、亡き父母に褒めて貰える人になる、帰りみち身にまとう花野風、旅に出るメールアドレスそのままに、ラストシーン私への雪舞い始む、父の顔知らずに逝くなり冬の虹、
お日様へ一直線のしゃぼん玉、右に月・左に火星ゆきこ星、ただいまと行きます母の待つ花野、
普通の人達が元気な時に詠んだ辞世の句の迫力に、圧倒される。
辞世の句は、人生を励ます詩なのだと想った。
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