夜逃げではなかった、そして「エンデイング・ノート」のこと、
昨日、昼、クリスマスカードを入れた箱を持って、オフィスの入り口に中年の女性が現われた。会社で、頼んでいた印刷屋さんの娘さんであった。
大変、申し訳ない顔をされて、大変遅れたことをお詫びしながら、印刷し終わったクリスマスカードを届けに来られたのだった。70代半ばのお父さんが、一人で印刷の仕事を続けていたが、最近、病気で急死され、仕事場だった印刷屋さんの店を、最近、家族で整理されたとのことであった。その時に、まだ、お届けしてなかったクリスマスカードが、あったことを発見して、やっとで、届けに来て下さったとの事情がわかった。
夜逃げではなかったことを知り、気持が楽になった。夜逃げで、一家が、寒さに震えているのでは無いことがわかってよかった。
死は、周りの人に、色々なことを伝えないままに、突然やって来ることを思った。「エンデイング・ノート」と云う、書き物を、整備しておくと、周りの人が、色々な整理をしやすいことを想い出した。
「エンデイング・ノート」の響きは安らぐ、大切なことのメモ。死んだら連絡して欲しい人のリスト。
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