働くことの意味、日本理化学工業見学、
知的障害者の人が7割を越える従業員(74人中55人)で日本のチョークの3割のトップシェアの会社があることを半年前に初めて知った。
それは、二子玉川に工場のある日本理化学工業株式会社である。私は、半年前に、工場見学の申し込みをして昨日、会社を休んで、初めてその工場見学に出掛けた。
少ない健常者の従業員は、総務・経理など忙しいから、大山会長自身が見学者の案内をされていた。大山会長は、既に、高僧の域に達してらっしゃるようなオーラを感じた。
「知的障害のある人達も、人に面倒みて貰うことより、自分でできることで、人に役立ちたいのですよ」と云う、人間の仏性のようなものを、体験を通した言葉で教えて頂いた。工場内で、一所懸命に働く障害者の方々に、合掌したくなる想いだった。
大山会長は、釈迦の16大弟子の一人に、周利槃特(しゅり・はんどく)と云う、知的障害のある人がいたことを話された。周利槃特は、ただ庭を黙々と掃く姿で、みんなもう手を合わせたくなる人であったと云う。
寒い冬の日、玉川の河原を歩いて帰る時、何か、今日は、神々しいものを見たように感じた。
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