不幸の恵み、
不幸は、他の苦しんでいる人達と、同じ想いに気づく時、安らぎをもたらす。地球上には、圧倒的に多数の人々が不幸な境遇で苦しんでいる。多くの苦しんでいる人々と共にあることは、一緒に耐えることの喜び、励ましががある。
幸せ感じる時、それは、感謝と同時に、申し訳ない気持と懺悔の気持も湧いて来る。そして、人と繋がる。
不幸は、安らぎへの近道の急斜面。 まるで、不幸の恵みのようなもの。
個としての幸せには、安らぎはない。物理的な、薄っぺらな幸せとには、安らぎへの遠のりは遠い。
不幸に泣き叫ぶ普通の人が、時に、その不幸から、高僧のような境地に解脱されることを、住職から聴いた。それは、"妙好人"と呼ばれる。それは、不幸の恵みに気づかれた人。
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