庄屋さんの家で民話を聴く、
藁葺き屋根の古民家の囲炉裏のそばで、昔話の語りを聴く、こんな機会を、何年も、捜して来て、昨日午後、やっとそれが実現した。
向ヶ丘遊園の民家園の中の古民家・菅原家、それは山形県から移築された、江戸時代の庄屋さんの家だと云う。その藁葺き屋根の家の囲炉裏に上がり、日本民話の会の方々の昔話の語りを昨日、初めて聴くことができた。
昨日は"子育て幽霊"、河童の話、怠け猫の話、など、中には津軽弁で話して下さる語り手の方も。
聴く人達も、親子連れ、子供達、20代の若者、中年、年輩者など、民話を愛する様々な年代。
時折、私は、そばで聴いてる小学生の顔を見たら、口をポカンと明けて真剣に聴く様子が、何とも、可愛らしかった。私も、遠い遠い昔、昔話を聴いたことを想い出す。
民話の世界は、何だか、人間がみんな、親や親戚のように、あったかく感じてしまう。人間社会が、好奇心に溢れていて、恐かったり、楽しかったり、そこで生きる自分が冒険をしてるような愉しさがある。
民話は、人生の原点を想い出させてくれるような、まるで音楽のコンサートのようにも感じた。
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