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August 19, 2012

蝉を助け、ミミズを助け、安らぐひととき

先日、駅から自宅へ帰る道の脇で、猫が、路上で仰向けに羽をばたつかせている蝉を、前足でつついて遊んでいる光景に出遭った。 私は、たまらず、猫を離し、蝉を拾いあげ、胸に抱いて、自宅の玄関そばの茂みまで運んで、そっと木の枝につかまらせてあげた。

もう、長くは生きれないだろうが、最後に安らいで逝って欲しいと想った。私は、蝉をからかった猫でもあり、からかわれた蝉でもあると思う。共に私自身であることが、愛おしく、哀しい。

同じ日の昼、雨上がりだったからだろうか、会社の近くの舗道に、道路脇の茂みの土から、間違って出て来たミミズが、まさに死への旅路に出ようとする動きであった。歩行者に踏まれるか、干からびて死ぬか。 こんな光景を見ると、私は、必ず、小枝を見付けて、ミミズを引っ掛けて、また近くの土へ返してやることにしている。その日も2匹のミミズを救った。

死に掛けたミミズに延命の機会を与え、死に掛けた蝉に穏かな死をと思うだけでも、私は、大自然の一部としての、私の役割が全うできたかと心が安らぐ気がするのです。(2012年・8/16 記)

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