真っ白な無分別、
動物世界の無分別は、真っ黒な無分別。
仏の世界の、無分別は、真っ白な無分別。
先日の住職の法話の中で、そんなイメージを知った。
真っ黒な無分別世界(動物、子供っぽい我ままなエゴ)から、真っ白な無分別世界(自他一如)の世界へ向うのが修行。仏性とは、"無分別智"、分別なくして知るちからとも云う。
策を労しない動物、子供は傍目には、無邪気(無分別)で微笑ましいが、本人は、エゴの故に、何も幸せでも何でもなかろう。時にはその無分別、無邪気さは、苦しみや地獄にもなる。
仏の無分別は、無我、自他不二であるが故に、何ものにも振りまわされない。それは、分別の生じる以前の安らぎ。
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