健康レポート、「プロバイオテックス健康法」、
最近読んだ本、「プロバイオテックス健康法」(中谷林太郎・平塚秀雄著・小学館) から抜粋。
1. 抗生物質(アンチ・バイオテイックス)の時代(20世紀)は過去の世紀。 抗生物質は病気になってしまってからの治療。⇒ 副作用と、耐性菌の問題台頭。現代は、プロバイオテイックスの時代: 腸内細菌のバランスで病気予防。副作用なし。
2.腸内細菌のバランスを崩す要因 → 悪玉菌繁殖。
偏食、 薬(抗生物質)、 細菌汚染、 ストレス、 気候・温度、 加齢。
3.悪玉菌の害
(1)肝臓疾患誘発: アンモニアを生成し、肝臓の機能をパンクさせる。
(2)潰瘍、高血圧誘発: 腐敗物質「アミン」を生成、潰瘍・高血圧に。
(3)癌発症促進: 「アミン」と亜硝酸塩と結合して発癌物質ニトロソアミンに。亜硝酸塩は、ハム・ソーセージなど加工食品の発色剤。野菜に含まれる硝酸塩も「アミン」と結合し、発癌物質「ニトロソアミン」に。
(4)動物性タンパク質に含まれる、必須アミノ酸・トリプトファンが、悪玉菌で分解され、発癌物質に。
(5)胆汁を発癌促進物質に変える。脂肪を多く摂ると胆汁が出る。その胆汁と結びつき、発癌を促進する。
4. 善玉菌のパワー: 乳酸菌(小腸)、ビフイズス菌(大腸)
(1)悪玉菌の勢力を弱め、腸内腐敗を抑える。
(2)便秘改善。
(3)病原菌の感染を防ぐ。
(4)免疫細胞の活性化。
(5)腸内で、ビタミンを合成、カルシウム・乳糖の吸収を助ける。
(6)発癌物質を吸着・排出する。
(7)血中コレステロールを減らし、生活習慣病を防ぐ。
5.ビフィズ゛ス菌は食物繊維を好み、オリゴ糖(乳糖・麦芽糖など)が餌。 オリゴ糖は、人間の消化酵素では、分解されず、大腸に到達して、ビフィズス菌の餌になる。
6.美肌の鍵は腸にあり: 肌の年齢を老けさせる四つの要因:
紫外線、乾燥、汚れ、腸。
以上、今月の健康レポートでした。
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