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June 24, 2012

「私を背負って走って下さい」、それは初めて走る体験、

昨日、喫茶店で、友人が高校時代に、福岡の"しいのみ学園"に、指人形の劇の慰問に、クラブ活動のつきあいで行った時の体験を話してくれた。

私にも小児麻痺のいとこがいて、色々な障害で身体が動かない子供達が"しいのみ学園"にいることは知っていた。指人形劇をやる女生徒達に混じって、一人男性で加わった彼は、広場のような場所で、障害児を、順番に背中に背負って、走ることを頼まれたと云う。

ただ、10数メートルくらいの距離を、子供を背負って、走ってぐるっと回って来るだけのこと。

車椅子に乗った子供達、言葉も麻痺で、はっきりとは聞き取れないが、「走って下さい」と背中でせがまれたと云う。

私は、そのことの意味することが理解できなかった。

生まれてこのかた、この子達は走った体験がなく、走ってみたいんです。だから、背負って、ただ走ると、風を感じて、歓声をあげて喜ぶんですとのことだった。人に背負われて走って、初めて自分が走る感覚に、まるで自分が新幹線にでもなったように感じたのでしょう。それは、どんなに、夢のような体験だったことでしょう。

背負った障害のある子供が、ただ、「走って下さい」と云うシーンの感動。 今の私には、もうわかる。 私は、この話を友人から、たまたま聴いて、何か目からうろこが落ちるような、人生で全く知らなかったシーンを見る想いだった。

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