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June 20, 2012

台風の中、哲学カフェ、代理キックオフトーカーの縁、

昨日、終業後、雨の中、新宿哲学カフェに出掛けた。台風の上陸は関西の方で、しかも深夜のことだろうとの予想で、ちょっと思い切って行ってみた。横浜への帰りは、9時半くらいになり、傘は壊れる、全身ずぶ濡れで帰宅した。こんなずぶ濡れは、子供の時以来かと、我ながら苦笑した。

哲学カフェでは、本来のキックオフトーカーも台風懸念で急遽欠席とか、いつもより少ない約20名くらいの話し合いになった。昨日のハプニングは、私が喫茶店に到着するや否や、座長の横山紘一先生に、キックオフトーカーを急遽依頼されてしまったこと。

私は、戸惑ったが、日頃考えてるテーマを想い出し、「社会奉仕は、人のためか、自分のためか?」のテーマを出した。ボランテイア活動をする時、人のためか、自分のため(偽善・自己満足)かで、よく議論・喧嘩にもなる場面が多いと感じていたので、そのテーマを出してみた。私が、苦しんで来たプロセスを、この議論で、多くの人も、この問題から解放されればよいと思って提案した。

やはり、ボランテイアを人のため、自分のためかと区別している人達も多かった。色々な感情的な議論も経た上で、私の体験も話した。マザーテレサを想像すると、自分のためとか、人のためとかの区別を越えている。マザーテレサにとっては、自分も他人も区別がない域に達していると思う。奉仕は、自他の区別がなくなってこそ奉仕だと思う。真の奉仕には、自分・他人を区別して議論する余地はないと思う。

また、私は昨日、人は助け合って生きている意味では、気づかない内に、人はお互いにボランテイアをやっていることにも気づかされた。気づかない内に、自分と他人の境目がなく生きている部分がある。まさに仏性だなーと思った。

台風で雨が強まろうとする中、会社帰りに、ちょっと思い切って出掛けた哲学カフェ。傘は壊れ、ずぶ濡れになって帰ったが、これは、私の縁であったのだなー、と一日を振り返った。

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