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June 15, 2012

利他のよろこび、日本理化学工業との出会い、仏縁

昨日、終業後のビズネス交流会で、"障害者雇用率7割のチョーク工場"で有名な日本理化学工業の方の話を聴く機会があった。そのような会社を築きあげた大山泰弘会長の書籍もあり、「働く幸せ」、「利他のすすめ」と云う題で、私は、とにかくどう云う人なのか、早速会場で買って、帰りの電車の中で読んでみた。

福祉のことを考えていた訳ではないチョーク工場の大山さんの元に、ある日、近くの養護学校の先生が訪ねて来て、生徒の就職を懇願されたと云う。大山さんは、断り続けたが、先生は何度も何度も会社を訪れ、遂に「もう就職とは申しません。でも、せめて働く体験だけでもさせて頂けませんか?あの子達はこの先、親元を離れて地方の施設に入ることになります。そうなれば一生、働くと云うことを知らずに、この世を終わってしまう人になるのです。一度だけでも、働くと云うことを経験させてやりたいんです」 とおっしゃったと云う。・・・・・・・・・。

その後、2週間の就業体験に2人の15歳の少女がやって来て、シールを貼る最も簡単な仕事だったが、ただ黙々と昼休みを忘れるほど、一心にシールを貼り続けたとのこと。2週間後、周りの従業員達が、心を打たれ、あの子達を私達が面倒みますから、雇ってあげて下さいと申し出たと云う。

働きはじめてから、どうしても云うことを聴いてくれないと、「施設に返すよ」と云うと、彼女達は泣いて嫌がった。施設にいれば、楽に過ごすことができるのに、何で辛い思いをしてまで、彼女達は働こうとするのか?、これが、大山さんには不思議でしょうがなかった。たまたま法要で訪れた禅寺の住職に、そのことを話すと、"人に役立つことの幸せ"に気づかさせて貰ったと云う。そして大山さんは、少女達が今、懸命に握り締めてる幸せを守らなければならないと思うようになったと云う。

それが、今、従業員74人中、55人が知的障害者で、日本でチョークのシェア32%の会社を作りあげた。大山泰弘会長の本の中に、「自分を去れば、強く生きられる」と、珠玉の言葉が書いてあった。

この様な縁に触れた私は、お釈迦様の手の平を感じた。私は、どこで、何をしても、お釈迦様の手の平の上にいると想った。

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