通りがかりの母子の会話の安らぎ、
昨日朝、通勤で駅へ歩く小道で、後ろから歩く母と子の会話が聞こえて来た。「明日は何にち?」 →明日は12日。「明日の次は?」 →明日の次は13日。 「ヤッター、お母さんと一緒にいられる。早く明日の次になって欲しい。」
幼稚園生の女の子を送りながら、仕事へ向う母親と女の子の会話だった。
その時、私は自然に、母親の気持にもなってみたり、女の子の気持にもなってみたりした。たとえ、幼稚園とお母さんとの離れた時間がきても、大丈夫。そんな時に、母と子が一体の生きもののように感じた。
何だか圧倒的な母と子の一体感が満ちていた。
愛別離苦とか、今生の別れとか超越した自他不二の世界のような安らぎを感じた。何ものも恐くない安らぎを感じた。通りがかりの母子の会話に、そんな大袈裟なほどの安らぎを感じながら歩いた。
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