三浦一族鎮魂祭、道寸祭り、平安・鎌倉絵巻、
昨日は、初めて、三浦一族鎮魂祭・道寸祭りと云う三崎口・新井浜で行われる傘掛け(流鏑馬)に行ってみた。
横浜から1時間もすれば、こんな、気持の好い海辺の旅ができることを知った。三浦半島に約450年続いた三浦一族は弓上手で、三浦一族のお家芸だったと云う。流鏑馬はショーを目的とした神事であったが、砂浜で行う笠懸けは、実践的な弓馬術であったと云う。
初めて降り立つ三崎口、油壺行きのバスで15分、そこは、ヨットハーバーの見える、海と緑の景勝地だった。戦国・北条氏に囲まれ3年間も三浦一族が篭城した新井城の跡も散策してみた。
三浦一族は、源頼朝を支えた側近で、鎌倉時代の北条氏に一度滅ぼされ(1247年宝治合戦)、北条側に組して、かろうじて生き延びた一族が再興して、戦国時代まで続いた。そして、戦国時代の野心家・伊勢新九郎(後の北条早雲)の攻撃を受け、3年間もの新井城での篭城を経て1516年に、約450年続いた三浦一族は滅び去ったと云う。
その最後の三浦一族の棟梁、三浦道寸を偲んで、道寸祭が、毎年、5月の最終日曜日に開催されているとのこと。青い海、白い砂浜に、勇壮な騎馬武者が、弓を掲げて疾走する様は、平安・鎌倉時代の絵巻のよう。
新井浜には、民宿"ヒゲ爺の宿"など、海の家も少し並び、海鮮料理が楽しめた。油壺には、マリンパークもあり、潮観荘と云うホテルが、日帰り温泉もやっていた。ヨットが浮かぶ海を眺望する露天風呂は、また、海辺の街のメルヘンだった。京急電車の終点三崎口、三崎マグロ、岬めぐりの歌♪、など想いながら、また身近なところに別世界があったことを知った。
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