妹と人生の散歩道、満洲の会・昼食
昨日、銀座で満洲・鳳城会の東京のメンバー数人で昼食会があり、小田原の妹も呼び出して、参加した。
父が住んだ鳳城(大連から車で4時間)に住んだ人達の同窓会、私も妹も、戦後生まれだから、満洲は知らないが、父の満洲での生活を知る貴重な手がかり。引き揚げまでの地獄の苦しみの逃避行のことは、父の手記に残っているが、終戦までは、鳳城は"桃源郷"のように素晴らしいところだったと聴いて、少し慰められた。
想い出話は、何となくの記憶を辿るもので、子供ながらリヤカーを引いていると、日本の兵隊さんがリヤカーの下を目掛けて、滑り込んで来て、思わず笑うと、「馬鹿者!」と叱れたとか、兵隊さんは、戦車目掛けて体当たり攻撃の訓練をしたのだとか。 また馬車社会であった街の様子など聴いていると、街の情景さえ浮かんで来た。
会食の後、妹と二人、銀座から丸の内まで歩いた。妹は東京駅さえ驚いていた。新装丸ビルの2つの棟も案内した。幼児時代には、いつも一緒だった妹と、銀座・丸の内を歩くか・・・・、これも人生の散歩道。両親も、兄妹が銀座・丸の内を二人歩く姿を、天から微笑ましく眺めたことだろう。
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