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May 23, 2012

行政書士の仕事の話の筈なのに、感動の涙が、

昨日は異業種勉強会で行政書士の方の話を聴いた筈なのに、何か、お釈迦様の手の平の上にいるような感動と安らぎのひとときだった。昨晩は、こんなことがあるのかと想うほど、予期せぬ話を聴いた。

行政書士の仕事は、弁護士と違って紛争ではない法務を扱うことから、「間口が広く、極めて多岐に亘り、庶民が気軽に、予防法務的に使って貰える仕事である。」とのこともわかった。そして、その講師の方の関わる業務の話が、福祉にまつわる感動的なエピソードの数々であった。

身よりのない人が病気になられた時の、成年後見の仕事。そのような人が亡くなられた時の葬式の話。お金が無い人でも、タダで入院させてくれる人道的な病院の話なども。

講師は点字の名刺が何故、安く作られているかも説明してくれた。知的障害のある方々などが、国から補助を貰っている福祉作業所で作られている様子を、自ら見て来た体験を語ってくれた。

ひたすら箱に入れる人、それをまとめる人、健常者なら1人でやれる仕事を、5~6人でやっている様子。それでも、それは、"社会に役立っていると云う生きがいなのです"とおっしゃった。非効率な仕事ですが、障害のある人にも夢と希望になっているのですとのことだった。

会場には、障害者の方を70%も雇用されてる、クレヨンの工場の方も見えていた。その方も、おっしゃっていた。就職は無理と思われていた障害者の方々が、せめて働くことをして、社会に役立つことをして死にたいと云う切なる願いがありますとの話を聴いて、私は、どっと涙が出るのを堪えた。その時、私は、お釈迦さまの手の平の上にいた。

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