宮沢賢治展、オスマントルコ歴史、武器よ去らば、ジャズ、
今朝の太陽は、何故か、最初にアブダビに赴任した時の朝のような新鮮な気持で眺めた。早朝からウグイスの声が、瑞々しい。
昨日は、私の、マグロ回遊型行動の真骨頂が表れたかも知れない。部屋の模様変えのように、会社生活の日常を、別次元に、切り替えるような行動。
朝、横浜そごうで開催中の宮沢賢治展に出掛けた。37歳で病死した宮沢賢治は、若くして"仏性"に気づいた童話作家だったんだなーと、改めて、そのメルヘンの世界に浸った。「雨にもまけず」の詩は、死後、手帳に書いてあるのが見つかったと云うのが、益々、その生き方の、内面の叫びが伝わる。住職も、人間の持つ仏性を説かれるとき、よく賢治の詩を引用される。
昼は、代々木上原の東京ジャーミー(イスラム寺院)で開催された、オスマントルコ史の講演(東大・鈴木薫教授)を聴いた。世界史では、そんなに目立たない教え方をされたが、実は、600年も続いた大帝国・オスマントルコについて、新たな視点を教えて貰った。アラブ駐在時代に一度だけ訪れたイスタンブールを想い出しながら、日頃、欧米中心の歴史観に偏って来たことを想った。
その後、夕方、神奈川・神大寺地区センターで、ヘミングウェーの"武器よ去らば"(1932年・ゲーリー・クーパー)の映画を鑑賞した。第一次世界大戦のイタリアを舞台にしたロマンと悲劇。80年も昔の映画も、何だか、母も見たのではないかと、想いながら、銀幕の世界に浸った。
最後は、地元白楽で、ジャズライブ、ミステイーの名演奏で有名なピアノの山本剛さんトリオ。昨日も、カウンターの中まで、立ち見席になるほどの満席だった。、大好きなジャズを聴きながら、私の、小さな驚きの日を締めくくった。
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