作務(作業)も、大切な修行、
"悲しみ"に"祈り"と"作務"で「解脱」へと導かれる"妙好人"の話を、時折想い出す。仏教を深く学んだ僧でなくても、普通の人でも、悟りへ導かれる例がある。それが"妙好人"と呼ばれる。
深い悲しみ・苦しみに遭遇した時、それが土台となって、強い祈りの心が湧き、それでも、やらねばならぬ作業(作務)がある。黙々と作業している内に、そんな時、悲しみ・祈り・作務が、入り混じって、エゴがドンドン、ドンドン薄くなって行く。
泣きながら、神に祈りながら、作業をする時、何時しか、新たな境地が醸成されて行く。
遂には、"自己の救済は望まず"との境地にまでも。 それは、もはや神の領域。
作務は好い、ただ黙々と掃除するも好い、農作業するも好い。作務も一つの大切な修行。 作務は解脱へのレシピ。
私は、連休前半3日間、伊豆天城の坐禅道場に、作務をしに行く予定。作務も安らぎへの道。
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