桜が、「また来てね、わたし頑張ってるから」と告げていた、
小田原・山北の桜祭りは、4/1~4/14で、昨日はやはり、私にとって今年の桜の最後の鑑賞の機会となった。年休を取り、前日から妹の家に泊まり、山北へ出掛けた。
御殿場線の線路を下に見る、両サイドの丘の上の小路に咲き誇る桜並木を見ながら、妹と、妹の家の近所の方と歩いた。
山北町健康福祉センターの中の喫茶店は、ともしびショップ「さくら」と云う名前で、知的障害のある人なども働いていた。「ともしび」と云う名前の、福祉関連の同じ喫茶店は、横浜でも、何ヶ所か入ったことがあり、同じように経営されているのだろうと思った。
我々は、レモンスカッシュやコーヒーを注文して、障害のある女の子が運んで来てくれた。何とあり難いことかと、胸が熱くなった。
帰りぎわに、その女の子が、「また来て下さい。わたし、頑張ってるからね」と云った時、もう心の中では涙がどっと出る想いだった。
外は、桜祭り、山々の緑の斜面にも、菜の花の鮮やかな黄色が色を添え輝いて見えた。
散り始めた桜達も、「また来て下さい。わたし、頑張ってるからね」と云ってるようで、ともしびショップの女の子の声を、何度も想い出した。
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