« 再び魚で満ち満ちた海、仏性を見る想い | Main | アラブに浸る日、 »

March 21, 2012

本来「想定外」が自然と云う気づき、

昨日はヒッポファミリークラブの行事で、オリンピック青少年センターに、生命科学の研究者・中村桂子氏の講演を聴きに出掛けた。

人間の構築物は、何らかの想定の上に作られるが、自然は、もともと人間には思いがけなく動くもの、想定外に動くもの。人間が自然の外にいると想って、想定外と云う言葉を使うが、人間も自然の一部。想定外と云う言葉は、人間の傲慢の象徴。

地球上には、何種類の生きものがいるか、科学はまだつき止めていない。150万種くらいは文献で云われているが現実には、遥かに多くの生きものがいると想像される。例えば、熱帯雨林の1本の木に生きてる生物を調べてみると、現時点で人間が知っているのは、何とたったの3%くらい。 知らない生物が97%もいると云う凄さ。

機械は組み立てられるが、一個の小さな生物でさえ、人間の力で組み立てることはできない。

あらためて、崇高な自然の営みの中に、小さく存在する人類のことを想う。ちっぽけな人間であればあるほど、大安心の、自然の力に身を委ねたい気持になる。

|

« 再び魚で満ち満ちた海、仏性を見る想い | Main | アラブに浸る日、 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 再び魚で満ち満ちた海、仏性を見る想い | Main | アラブに浸る日、 »