白楽、千代田湯の落語、
昨日は、白楽商店街の銭湯、千代田湯で開催された落語を聴いた。
約80人くらいの地元の人で、銭湯の席は一杯だった。今度、真打になられた瀧川理橋さんの、千代田湯での卒業落語でもあった。
如何にも、庶民的な、銭湯落語。雰囲気、満点。江戸の武士、庶民の美談に話に、心が高揚した。
貧しい浪人が、屑屋に300文で売った仏像の中から、その後出て来た50両もの大金。
買った侍は、云われなき大金を、屑屋を捜し出して返し、売主へ返せと云う。返して貰った貧しい浪人は、一旦売った仏像にあったものは、もはや自分のものではないとつき返す。仏像を買った武士も、仏像は買ったが、金は買っていないとまたつき返す。屑屋も、自分の金ではないと受け取らない。誰も受け取り手の無い50両もの大金。
武士は、お金を受け取らぬ屑屋を、斬るぞとか脅す。結局、長屋の長老から、大金を3人で分けるように指示され、三方が丸く収まる。"云われなき金は受け取らない"。潔さに、ワー凄い美学だと感動。
落語の中にも、凄い、人間の美学が潜んでいる。 かっこよさに完敗。
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