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March 26, 2012

琵琶・敦盛、そして江ノ島から見る富士、

昨日は、晴れの日に、鎌倉・腰越のサロンで披かれた薩摩琵琶の敦盛、壇ノ浦を聴きに出掛けた。奈良在住の臨済宗の僧、関川鶴祐さんの琵琶と琴、先日頂いた案内に、心が動いた。

平敦盛は、16歳の若さで一の谷に出陣し、源氏の武将・熊谷次郎直実に討たれた。その潔い最後に敵・味方に涙を流さぬ者は無かったと平家物語は伝える。熊谷は、この出会いによって人生の無常を悟り、その後、法然上人の門に入り、"蓮生"と名のって、敦盛の供養にその生涯を捧げたと伝える。

琵琶の音に、「涙ながらにふりあげし、太刀にあわれや、磯千鳥、鳴くも悲しき、須磨の浦」、琵琶法師の声が伝える。一期一会。

敦盛も熊谷も須磨の浦も、全て私。討つ人も、討たれる人も、須磨の海も、今では調和して、無常を越えて、無我を語って耀いていることだろう。

最近娘が転勤した神戸を、訪ねて行く時に、須磨の海を是非訪れたいと想う。

昨日は風も強く、視界がよく、江ノ島から見る富士が、麓まで真っ白に雪を頂いた富士が、大きく眼前に迫るほど見えた。海岸に打ち寄せる波と、大きく迫る富士、眼前に、正に、東映の時代劇のシーンのように思えて、江ノ島の橋の上で、暫く立ち止まって眺めた。人生は、凄いと想う。映画でみたシーンが、今、本物のシーンが私の眼前に現われたのだから。

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