久しぶりの歯医者さん、朝の虎ノ門の光景、
昨日、朝、通勤途上、会社近くの虎ノ門の歯科医院に立ち寄り、歯の治療を受けた。ちょっと、奥歯に虫歯の初期症状を見つけ、久しぶりの歯科医院となった。その歯科医院は、インターネットで調べて、地図を見ながら、初めて行ってみると、何と、私が、以前起業していた頃、よく出入りした、貿易商の知人のオフィスが入っている同じビルでもあって驚いた。
快晴の日の朝、歯科医院の、窓から朝日が一杯差し込む部屋で、診察の椅子に座り、治療を受けていると、何だか、遠い昔の日々を想い出した。
アブダビで、親子3人で、小学1年生だった娘を連れて、アラブの歯科医に行き、娘の虫歯の治療を受けたことを想い出した。治療を恐がる娘に、泣かなかったら、おもちゃを買ってあげるとか云って、両親で待ち合い室で待ったこと。治療の後、おもちゃの店、トイザラスへ行き、おもちゃを買ったことも。
私も、大した治療でもなかったのに、治療の後、何か誇らしい気持になり、意気揚々と、歩いて会社へ向った。愛宕の青松寺の前で、マンダラ手帳考案者の松村先生ご夫婦が散歩中だったようで、偶然に、久しぶりでお会いし、にこやかに、立ち話をした。去年、松村先生の仏教の研究の講演を聴き、大変驚いた。
青松寺には、いつも門に、道元禅師の歌が飾られている。今度、4月8日には、釈迦生誕祭が行われ、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」などの朗読劇も行われると云う。
私が勤務する会社のビルに着くと、見慣れた掃除のおじさんが、黙々と朝からビルの玄関付近を、掃除していた。朝から晩まで、彼は、見掛けると、いつも、黙々と、黙々と掃除している。まるで、禅寺の作務(さむ)のように。
出勤前の全ての光景が、輝いて見えた。私は、仏性のかけらを、日常に見ながら生きる。
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