米国型エンターテインメント・ブルーマン鑑賞
六本木のブルーマン・シアターの公演も今月末で終了と聞き、好奇心から、何とか、見に行きたいと思っていた。ハトバスの観劇コースにも組み入れられるほどの人気って、何なのだろうと思っていた。
ずっと満席で、キャンセルチケット1枚が出て、たまたま昨日行くことができた。会場は若者が一杯、開演前から、熱気があり、何となく米国のエンターテインメントっぽいムード一杯。スゴイ音響、大掛かりな舞台装置、青くペイントした3人の米国人の青年が、音楽・太鼓を交えたパフォーマンス。観客席に、しょっちゅう出入りしながら、観客と一体化して行く。
決して笑わず、ニコリともせず、真顔で、観客をネタに、お笑いを交え盛り上げる。インターネット時代の風刺を交えて、人間の滑稽さもネタにする。生物のDNAを模した、長い白い紙を会場一杯に観客の上に垂れ流したり、大きな風船を観客の上に飛ばせて、観客に遊ばせたり、何か、人間の原始的な遺伝子を刺激するかのような、パフォーマンス。
何年か前、ヒューストンへ出張した時に、見たバスケットの試合(ヒューストンロケット)の時、屋内に気球を飛ばす、米国的な大胆な演出に度肝を抜かれたことがあった。昨日、ちょっと、その"アメリカ"的な雰囲気と、久しぶりに再会した想いだった。あの頃の私、アタッシュケースに書類を詰めて、海外出張に奔走し、外人に会うのが楽しくてしかたなかった。行く先々で聴いたジャズの響きが脳裏に流れる。
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