広尾に留学気分、有栖川公園、図書館のカフェテリアも、
週末から、震災一周年の3月11日を挟んで、伊豆・天城山へ坐禅へ行く前に、禅に関して、今回どうしても調べておきたい文献があり、昨日は、年休を取り、175万冊の蔵書を誇る広尾の都立中央図書館で一日過ごした。
朝、広尾のカフェテリアでコーヒーを飲み、さー今日は勉強するぞっと、何だか学生気分。有栖川公園の池や咲き始めた梅を見ながら、公園の中の坂道を登り、中央図書館へ。
早速、"三祖大師信心銘"と云う、達磨大師から三代目の師が、書き残された教えの解釈の勉強に取り組んだ。天城の坐禅の時、いつも唱える経文でもあり、詳しく内容を知りたいと思っていたこと。昼食の時間を忘れるほど、その解説にのめりこんで、唱える経文の意味が、そうだったのかと心に沁みて行った。
昼すぎて、5階のカフェテリアに行くと、外国人学生が談笑していて、窓の外には、木々、テニスコート、六本木ヒルズのビルも見えて、何だか大学生に返ったよう。
夕方まで、その他、仕事や英語の調べものをした。帰りに有栖川公園を下ると、インターナショナルスクールの中学生の野外活動らしい集団がいて、欧米人の先生が英語で指示をしていたのが、とても新鮮に感じた。すっかり旅気分。広尾駅前の商店街にある広尾湯と云う銭湯にも入ってみた。外人の街らしく、湯船の壁には、スイスの光景が描かれていた。銭湯の後に入った居酒屋も外人がたむろし、外国のパブ風で広尾らしかった。
通勤で通る広尾の街を、昨日は、初めて満喫した一日だった。広尾に留学した一日だった。
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