無心に歌う、「シャボン玉」の歌
有名な、「シャボン玉」の歌の由来のことを、本で読み、初めて知った。作詞した野口雨情が、初めて授かった女の子の赤ちゃん、目の中にいれても痛くないほど可愛がろうとした矢先、高熱を発し、一週間を待たずに、天国へ召されて逝ってしまったとのことです。夢の中に、お嬢さんが現われ、目に一杯涙を浮かべていたそうです。
その後、有名な童謡作詞家となり、「赤い靴」、「七つの子」、「雨降りお月さん」なども作詞した野口雨情。
「シャボン玉飛んだ。屋根まで飛んだ。屋根まで飛んで、こわれて消えた。 シャボン玉消えた。飛ばずに消えた。生まれてすぐにこわれて消えた。 風 風 吹くな、シャボン玉飛ばそ。」
背景を知ってから、くちずさんでみると、泣けて泣けて、そのことも知らずに生きて来た自分を恥じた。
「シャボン玉」を、歌って、泣いて泣いて、その後に、いずれまた、無心に、子供時代のように、歌えるようになれば好い。人生も、苦しんで、苦しんで、泣いて泣いて、そして、無心に、シャボン玉を、また歌えるようになれば好い。
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