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January 19, 2012

遺品、

先日インターネットで、遺品整理士と云う資格があることを知った。孤独死との関係で、そのような資格認定協会もできて、市町村などの依頼で、実際に活動されているとのことだった。

誰しも、死ねば、誰かに遺品の整理はして貰わねばならない。 なるべくならば、身内の誰かや、親しかった人に遺品の整理をして貰いたいだろうと思う。

そして、日頃の自分の人間関係のことを振りかえる。

私の母が亡くなった時、弟が、「これ兄ちゃんが産まれた時の"臍の緒"」と云って、母の遺品を見せてくれた。カラカラに乾燥した"臍の緒"を私は初めて見た。満洲の引き揚げの苦難の中で、幼児の男の子を亡くした母は、引き揚げ後、日本で再婚して、私が生まれた時、どれだけ、嬉しかっただろう。亡くなった男の子が、だぶって見えたことだろう。

それから、母が使っていた、小さなガラス容器入りのハンドクリーム。蓋を回転して開けると、私が子供時代に甘えていた母の香りが、一杯に広がった。今でも、そのハンドクリームの蓋を開けると、母と会える気がする。

遺品って、凄い。人生が凝縮されて、一杯に詰っている。自分は、どんな遺品を遺すのだろうと、不図考える。

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