力道山の涙、
戦後の日本人をの心を鼓舞し続けたプロレスラー力道山。子供の頃、私も、金曜日夜8時からのTV・三菱ダイヤモンドアワーで、プロレスを父と興奮して、見ていた。彼は空手チョップがあり、絶対に負けないほど強かった。父は、TVの前で、座っていられず、立ち上がって見ていた。
その力道山が、昭和38年、現役時代に39歳で突然、暴漢に刺された事件で亡くなった。
最近、力道山の奥さん(田中敬子さん、70歳)が、語ったインターネット記事を読んだ。
「婚約が決まり、彼が朝鮮の出身だと初めて打ち明けられた時、主人の涙を見ました。泣いたのを見たのは、私がプロポーズを承諾した時と、2回だけです。」
何かジーンと来た。彼は、重い重い荷物を背負って生きていたのだ。
それでも、あれだけ力強く、戦後の日本全体を、元気付けてくれて、心から有難うと云いたい。
あんなに強かった力道山が、2回泣いたんだと、しみじみと、力道山の人生を想った。
(2011年12月3日AM・記載)
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