きゅうりは猿に、大根は鹿に、作物を荒らされて、
群馬の吹き割りの滝の近くの田舎暮らしの、病気がちのお年寄りが、ぼやいていたと云う話を、昨日、友人から聴いて驚いた。最近、畑の作物をことごとく、動物に食べられてしまうと云う話だった。
きゅうりは猿に、トウモロコシはクマに、大根は鹿に、じゃが芋はイノシシに。
最近、身体も思うように動かず、動物を追い払えないので、益々、被害が増え、もう作物は作ってられないと、ぼやいているとの話が、思わずメモしたくなるほど新鮮だった。
猿は親子で集団でやって来て、きゅうりを食い散らかして行くと。鹿は、凍りついた大根をむしゃむしゃと食べると。イノシシは、鼻で土を堀り起してじゃが芋を掘って食べると。クマはトウモロコシ畑を、丸く円形に食べ漁って行くと。
こないだ、猿に、「もう来ないでくれ」と頼んだが、また来て、聴いて貰えなかったとか、余りにも、牧歌的で、笑ってしまった。
畑の持ち主は、それでも、動物にしてみれば、自分が生活するのと同じように、一所懸命に生きてるのだろうとも思って、諦めているとのこと。今は、自分の土地だが、本来は、動物達の先祖伝来の土地・縄張りだったかも知れないとも思うとのこと。
何だか、田舎の光景が、耀いて、人間も動物も、耀いて見えた。
Comments
猪や鹿などの獣害対策に日本オオカミ協会ホームページのQ&Aにあるように狼の導入を!
Posted by: 名無し | January 05, 2013 11:25 PM