18歳、大学上京、母との別れ
私は、18歳まで、九州・大牟田で両親と住んでいた。18歳で大学進学で上京し、18歳の時以来、海外勤務の期間を除いて、殆ど横浜暮らし。上京後は、年に一度か二度、たまに帰省する時に両親に会う生活となった。
今思えば、18歳の上京の時が、人生では、"母との別れ"になったのだと思う。
大学の合格通知が来た時の飛び上がって喜んだ母の表情を時々想い出す。息子との別れの悲しみ、苦しみを越えていたんだと思うと、今でも胸が熱くなる。
その時、母は、息子が上京して居なくなってしまう悲しみ、寂しさを忘れるくらい、私そのものと同一化していたのだと思う。"自他一如"の境涯の扉を開いてくれたような想い出。
"今生の別れ"を経ても、その後ずーっと、私の人生を照らし続けてくれている母。今生の別れをも、吹き消すほどの光の中で、私は生きている。
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