琵琶湖西岸、樫田、芭蕉の落雁の句、
昨日、夕食に立ち寄った横浜のレストランで読んだ神奈川新聞の「季(とき)のうた」に、芭蕉の句が紹介されていた。
「病雁の夜さむに落ちて旅寝かな」
芭蕉は、近江八景の一つ、琵琶湖の西岸の樫田にて、雁が仲間の列から離れ、湖上に下りて、わびしく旅寝する様を歌っている。
美しい光景の中、一人、自らの旅を振り返るひととき。そんなひとときは、人生では決して悪くない。人生の旅の情景を際立たせてくれる。
私は、去年の秋に初めて訪れた琵琶湖、琵琶湖の旅愁の光景を想い出す。
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