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October 18, 2011

大切な人へ云い忘れた、お礼の言葉、

先日の、元兵士の安田さん(89歳)は、一昨日の講演の中で、フィリピンのバタンガスの捕虜収容所に入り、その後米軍の将校の家で、ハウスボーイとして1年半ほど、働いた体験も話してくれた。

安田さんが、日本に帰国する時、もし日本で就職に困ったら、これ(推薦状)をもって、米国の基地に来い。100%、雇ってくれるよと、彼に暖かい手紙を手渡してくれたとのこと。

それなのに、安田さんは、日本へ帰国後、自分の若さだったのか、その将校へは一度も手紙を書くことはなかったと悔やんでおられた。 ウェストヴァージニアの住所だったと、その当時の連絡先を覚えてらっしゃった。その将校も生きてらっしゃったら、100歳以上だったろうとのこと。その後、消息を捜してみたが、ダメだったとのこと。

私は、この話を聴いた時、パーッと涙が溢れ出た。人生には、このように、大切な人へのお礼を云えなかった苦しみがある。

私の父も、中国人の袁(えん)さん?と云う行商の方に、満洲から引き揚げの時、山中で家に泊めて貰った恩義を手記に遺してている。 その後、父も、その袁(えん)さん?と交信した形跡は、私は知らない。

私は、その袁さんと云う、名もない行商の叔父さんに、息子として、お礼を云いたい。その袁さんの子孫が中国にいると思うだけで、私は、中国に感謝で、頭が上がらない気持になる。

昨日夜、アラビア語教室から帰る時、何と安田さん本人から、思いがけずに電話を頂いた。「私の話を聴いてくれてありがとう」とのことだった。

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