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October 22, 2011

琵琶・鶴田錦史、琴・宮城道雄の世界、そして禅

昨日は、午後休暇を取り、鎌倉・腰越へ、琵琶の鶴田錦史生誕100年記念コンサートに行ってみた。琵琶の巨匠・鶴田錦史さんの弟子・禅僧・関川鶴祐さんの薩摩琵琶を堪能した。

筝曲は、沢村祐司さん、宮城道雄の曲を、初めてじっくり味わった。

琵琶の音に、諸行無常、道元の歌などの朗詠、禅を音で聴く世界でもあった。

宮城道雄作曲の水を歌った16歳の時の処女作品の詩にも酔った。

露の歌 :白玉の秋の木の葉に宿れりと見ゆるは露のはかるなりけり(後撰和歌集:よみ人しらず )

霜の歌 : 朝日射すかたへは消えて軒高き家かげに残る霜の寒けさ (六帖詠草:小沢蘆庵)

雨の歌 :今日の雨に萩も尾花もうなだれてうれひ顔なる秋の夕暮れ(六帖詠草:小沢蘆庵)

雪の歌 :更くる夜の軒の雫のたえゆくは雨もや雪に降りかはるらん(六帖詠草:小沢蘆庵)

今日は、雨の朝、移り代わる水のかたちを想う、永遠を想う。

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