埼玉県、比企郡、サイクリング
先々週、KM観光バスで、奥利根へ向かう途中、関越自動車道・武蔵嵐山付近で、ガイドさんが、この辺りは、かつて畠山重忠の館があった場所ですと教えてくれた。それで、この辺りは比企郡であることを知った。
畠山重忠は、源家の名だたる猛将で、この比企の館から、鎌倉へ向かい、二俣川付近の"万騎が原"に待ち伏せる北条側の大軍に討ち取られている。
源家との縁戚を結び、北条家と対峙する程の力のあった比企家は、北条家に滅ぼされ、鎌倉・妙本寺にその悲劇の跡が残っている。数年前、妙本寺を訪れてから、何か比企一族の悲劇が、気になるようになって、歴史を詳しく調べたりもしていた。
そんな時、久し振りのサイクリングクラブの案内が来て、その行き先が、埼玉県・比企郡の森林公園であった。今年はまだサイクリングをする機会がなく、昨日は今年、初めてのサイクリングとなった。
森林公園には広大な敷地に、森林の中にサイクリングコースがあった。子供達の遊ぶ、腕白広場には、真っ赤なサルビアの花が鮮やかに咲き誇っていた。子供達の遊ぶ声がこだまする、大きなトランポリンのあるポンポコマウンテン近くの丘には、コスモスのピンクや白の花畑が、目を和ませてくれた。
人生の日々の些細な展開さえも、私の作ったシナリオではなく、何か自然に、自然に、流れて行くように感じる。