宮崎アニメで描く横浜、「コクリコ坂から」
昨日、何とか時間をつくり、宮崎駿アニメの「コクリコ坂から」を見た。
1963年、オリンピックの前年の横浜の様子、ある高校生の物語。
元町の丘の上から見る港の光景、山下公園、氷川丸、マリンタワー、旧国鉄桜木町駅の佇まい、など、大好きな宮崎アニメで描かれていて、ほんわりとした気持になれた。
船乗りだった父親が、朝鮮戦争の時、船に乗ってて航海中に機雷に触れて死亡したと云う主人公の女子高校生。家は、海を見下ろす丘の上に立つ洋館建ての下宿をやっていて、毎朝、海から見えるように信号旗を揚げる。子供の頃から、お父さんが無事に帰って来るように、旗を揚げていた習慣・・・・・・・。高校生になっても続けていた。
今朝は、気持の好い秋の朝、遠くにベイブリッジが見える。近くには、近所の松の湯の煙突。西には、神奈川大学の校舎も見える。宮崎駿さんなら、この光景をどう描くだろうと思うと、いつになく、見慣れた光景が耀いて見えた。
美しい映画との縁を、幸せに思った。宮崎アニメは、人も光景も皆、美しさにちりばめられている。
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