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September 02, 2011

蝉の声、風の盆、そしてマッカーサーの写真、そんな朝

早朝、蝉の声で目が醒めるほど、夏の終わりは、暗いうちから、蝉が激しく鳴いているように感じる。

まるで、夏休みの宿題をし忘れた子供のように思えたり。名残惜しい命に別れを惜しむかのようにも。

蝉が、何と云っているのかを想像してみる。カラスに追われて危なかったことを想い出し、カラスに「バカヤロー」と云っている声かも知れない。あるいは、今まで生きて来れたことに、大声で「ありがとう」と叫んでいるかも知れない。

蝉の声が、お経にも聴こえたり、浄土真宗の蝉、日蓮宗の蝉も。

今朝、昨日から始まった、富山のおわら風の盆の映像がインターネットに出ていた。210日の風封じの、三味と胡弓の哀愁の祭り、何故か、人生を経て来るとジーンと来る。

日経新聞には、マッカーサーが厚木飛行場に降り立つ写真が、新聞両面に広がる大きな広告に載っていた。「いい国つくろう、何度でも」とのメッセージだった。(宝島社)

これから来る台風。"蝉の声"、"風の盆"、「いい国つくろう、何度でも」。不図、ぼんやりする時間。

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