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July 26, 2011

山下泰裕選手、ラシュワン選手、柔らの「道」

先日、柔道の山下泰裕さん(1984年ロサンゼルス五輪優勝)の講演を、鎌倉円覚寺で聴いた。

中学生時代の柔道の恩師が教えてくれたことに、彼の柔らの道の原点がある。「試合で勝つ為の柔道ではダメだ」、「柔道着を脱いでからの人生は長い、人生のチャンピオンになれるような練習をしろ」。

五輪で、決勝戦の相手は、エジプトの巨漢・ラシュワン選手。足を痛めた山下選手にまさかの敗退。勝てば、エジプトの五輪史上で初の金メダルであったと云う。

試合後、ラシュワン選手は、何故、山下選手の痛めた足を攻めなかったのかと、問われて、「私は、アラブ人です。」と答えたと云う。アラブにはプライドがありますと。痛めた足を攻めて、勝つことは、ラシュワン選手の「柔らで学んだ道」には相い入れなかったのである。

「道」とはすごい。改めて絶句した。

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