人の心の福島原発、そして仏教・八正道
昨日、ビジネス交流勉強会のゲストにマンダラ手帳の考案者の松村寧雄氏が呼ばれていて、初めて松村氏の話を聴いて驚いた。会社経営への関心から、深い仏教研究に入った人を、私は初めて見た。
"人の心の福島原発"と云う言葉の打撃は、私に深い暗示を与えた。"人の心の福島原発"とは、人間の煩悩、即ち三毒(貪り、怒り、愚痴)のことですと、続けられた時は、参ったと思った。
制御されていれば、安全ですが、津波のようなもの縁が襲うと、制御不能に陥るのですと。
"心の中の福島原発"(煩悩)を制御するのが、仏教の教えですと。
参加者の方で、「自分が色んな面で失敗して来たのは、煩悩を制御する八正道に反して来たからですか?」との問いに、松村氏は、「そうです。それは凄い気づきですね」と間髪いれずに即答されるところも、只者ではないと感じた。
そして松村氏は、最後に、仏陀の三つの目的は、「生死解決」、「自己究明」、「他者救済」ですとつけ加えられた。
このようなような話を、住職以外から聴こうとは、私は、どんなに遠くに旅しても、お釈迦様の手の平の上で遊ぶ存在であることを感じた。昨日の御縁は、仏縁であったのだ。
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