« "禅の安らぎ" | Main | 驚きは生命力、人生の讃歌 »

May 13, 2011

我を捨てたとき、人は神様になる

文芸春秋6月特別号に、「被災地で子供達が書いた作文」が特集されていた。

地震直後、小学生の夏奈ちゃんのお母さんは、家にいたお婆ちゃんと一緒に逃げようとしたら、すこし腰が悪いお婆ちゃんは、「私はいいから、早く夏奈のところへ行きなさい」と告げたと云う。

それが、お婆ちゃんとの最期の別れだったとのこと。

小学生の夏奈ちゃんは、早く逃げなさいと云って、「お母さんも、お婆ちゃんに助けられたんです。」と作文に書いている。

お婆ちゃんは、津波に呑み込まれる瞬間、娘や孫が、この津波に呑み込まれなくて良かったと、安心して逝かれたと、私は想った。 

「早く行きなさい」っと云って気丈に別れを告げる姿は、私は、どうしても母を想い出す。

我を捨てたとき人は神様になる。宇宙そのものになる。

|

« "禅の安らぎ" | Main | 驚きは生命力、人生の讃歌 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« "禅の安らぎ" | Main | 驚きは生命力、人生の讃歌 »