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February 04, 2011

ブラームスの子守唄

先日、もとの会社の同期入社の友人の通夜に参列した。病気療養中だったと云う。

音楽葬で、バイオリンが演奏されていた。中に、聴き慣れたメロデイー、ブラームスの子守唄があった。

娘が赤ちゃんの時、赤ちゃんが入る寝具のような器具の中の娘に、ブラームスの子守唄のメロデイーが、流れていたことを、不図、想い出した。

葬儀の時に、子守唄のメロデイーも、少し驚いたが、寧ろ、故人を送るにも、よいものだと想った。確かに死は、新たな誕生と隣り合わせだから。もう彼の魂は、何処かの赤ちゃんとして生まれようとしているかも知れないから。

友人の死を通して、今、私が生きていることが有限であることを改めて実感した。そして、自分は、今世において残されたことは何か、私は今、何をなすべきか、何に時間を使うべきかと、改めて問い直した。

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