お祈りに警備員がびっくり、みなとみらいのカフェにて
昨日はアラブ訪日団全員5名を横浜観光に案内した。ホテルオークラ発地下鉄、電車で桜木町から、ランドマーク、インターコンチ、ワールドポーターズ、大桟橋、中華街、元町、伊勢崎町のアラブレストランと云うコースを、殆ど歩いた。彼らが、「アラー」と歓声をあげて喜ぶ姿が、私のガイド魂を刺激し、益々意欲を湧かせてくれた。
私にとっての最大の驚きは、お昼、みなとみらいのカフェの外の椅子で、お茶を飲み終わり、ちょっと人が少ない一角を探して、5人が男女、3人、2人に分かれて、メッカ方向(西南方向)を向いて、お祈りを始めたこと。小さな声でコーランを唱え、ひざまづいたり立ち上がって、頭を垂れ、約5分くらい祈りに集中していた姿。
それでも、場所はみなとみらい、すぐに巡回中の警備員が2人飛んで来て、不思議そうに眺め、止めようとした。私は、「すぐ済みますので、ちょっと待って、祈らせてやってくれませんか」と頼んだ。店の近くで、この様な行動は、営業妨害とクレームされる心配があるのでと、途中で、更に、目立たない別の場所で、警備員立ち合いの元で、祈りを継続することになった。穏かに警備員の指示に従って、お祈りを継続する彼らの姿は、ちょっと敬虔で、尊敬した。
仕事では、産油国の首脳の肩書きから、威張って見える彼らが、こんな私生活の場面を見せるのかと、とても新鮮に驚きを感じた。
それから、クイーンズタワーA塔のエンジニアリング会社・日揮(JGC)本社の前で、感激の記念写真。今回の代表は1982年、28歳の時、研修で上大岡にあった日揮さんの本社で約1年研修したことがあり、日揮さんには特別のノスタルジアがあった。私は、事前にこのことを知っていて案内したら、彼は私に抱きつくように喜んだ。
しめくくりのアラブ・レストラン(レバノン料理)は彼らの指名の店で、日本人が海外で日本食レストランに入るように、落ちついて、大好物のアラブ料理を食べ、横浜の旅を満喫していた。夜8時、電車で横浜駅7番ホーム・東海道線で、東京方面に送り出す時、電車に乗りこんだ全員が、私に手を振って、深くおじきをしてくれた。これが、私のガイド魂。
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