自分のためか、人のためか、不毛の議論
私も含めて、多くの人が、「自分のためか、人のためか」の議論をして、心が消耗する体験をしたことがあるかも知れない。
「全ては自分のため」にと考える人は、自分への意識が強く、私にはちょっと、殺伐と感じる。成功したら、高笑いする様な、そして同時に孤独な人の様に思える。
「人のためにこそ、生きる意味がある」と思う人は、偽善と罵る人もいるが、穏かな人格者と、私は感じる。
共に、喧嘩までして、口論・議論する必要は無いと思う。それは不毛の議論。
"自他一如"、"自他不二"とは、自分と他人の境目が無いことの真理を表す言葉。
全ては自分のためにと思う人も、自分の枠を広げて行けば、他人も自分になる。
最初から他人とのかかわりで自分が存在することが分かっている人にとっては、他人のためは自分のためと同義語である。
多くの人が、このことが整理されて無くて、議論・口論していることの空しさを、私は嘆く。
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