哀しいほどの美しさ
今朝は、南米チリ鉱山落盤事故からの救出劇の続報に、作業員の神性に触れ、心が震えた。
「チリ救出、最後はリーダー」・・・、"最後はリーダー"の響きに、私は涙した。
人間は、他を助ける遺伝子を元々持っている。その神性が、現れたのだ。「他が、救われるまでは、私は救われたくない」、これは修業する僧の、崇高な発心と同じ。哀し過ぎるほどの美。人生で、こんな美しさを、現実に見れた私は、とても幸せで崇高な気持ちになれた。
両親がこの様な美を見せてくれたこともある、人生でめぐり合った数少ない人がこの様な美を垣間見せてくれたこともある。その人達の顔が浮かんだ。
622メートルの坑道に最初に降り立った救出の作業員ゴンザレスさんも凄い。33人を無事地上へ送り出し、無人となった坑道を見届けたのも、そのゴンザレスさん。無人となった坑道を見届ける姿は、これも神性。
この様な、神々の、競演を、私は、ただ、哀しくなるほどの感動で見た。
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