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October 31, 2010

建築関連の英語の本、娘からのお土産依頼

前回の韓国・台湾出張時、土産品について、娘に私の考えを話したせいか?、今回の海外出張では、流石に、娘は、私に、ブランド品の土産を頼むことはなかった。

それでも、出発の前夜、「(ロンドンで、)建築関係の英語の本、あったら買って来て」と頼んできた。

私は、心地よく、建築関係の英語の本、お土産リストに入れた。ハロッズにも大きな本屋さんがあったから大丈夫。

娘が小さかった頃、私の海外出張先のホテルにFaxをいれてくれれば、ご褒美をあげるとか約束して、そんなFaxが来るのが楽しみだった日々を、想い出した。

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October 30, 2010

高校時代、ヒッチハイクの友

昨日、ロンドン出張前日にもかかわらず、仕事で四国から上京中の親友と新橋で一杯飲んだ。親友だからいつも、急に電話して来て、こんな調子で、飲むパターンが多い。

高校時代、一緒にヒッチハイクをした友達。高校生の目には、強烈な旅の想い出だったなー。親もよく、そんな冒険をさせてくれたなーと、今は想う。

有機農業関連の仕事をする彼は、最近の名古屋の生物多様性国際会議の会場で、色々なブースを見て回ったと云う。虫どうしの国産の天敵を導入することで、農薬を使わなくする事例など、私には、とても新鮮な知識に感じた。外国産の強力な天敵では無く、地元どうしの天敵、上杉謙信と武田信玄の様な天敵かとか想像して、可笑しかった。

8時半くらい、もう一軒いこうか?と私が云うと、「明日、出張で早いだろうから、今日は、これで終わろう」と、彼は、私の出張を気遣ってくれた。心地好い、ほろ酔いで、私は、帰路についた。

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October 29, 2010

海外出張の当たり年、所感

明日30日から、ロンドンへ11月5日まで出張することになった。

今年は、シンガポール2回、台湾、韓国、英国と、5ヶ国の出張をすることになった。

原油・ナフサ・LPGと、色々な油種の交渉・面談で、刺激は十分だった。

一度、自己都合ながらリタイヤしてみたサラリーマンの割には、現役どっぷりの仕事振りじゃないかと、我ながら、ちょっと驚く。幸せな驚きでもある。神に感謝。

私のブログは、月をまたぐ場合、書き貯め&自動アップの方法があるのか、やり方がわからず、1日以降、ロンドンから英語で書くかも知れない。時差は8時間遅れだし、11月1日以降、5日までは、変則的ブログになる恐れ。

帰国する日は、夕方、成田からダイレクトで、アラビア語講座のクラスの、アラブレストランでの懇親会に直行予定。NHKアラビア語講座でお馴染みのアラブ人女性ゲストも参加予定。万難を排して、懇親会に間に合わせねばと、楽しいプレッシャー。

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October 28, 2010

34階から階段で降りる体験、災害時食体験

昨日午後3時頃、ビルの防災訓練で、階段を使って、34階から1階まで降りる訓練に、好奇心で、初めて参加してみた。同じ方向に繰り返し、繰り返し、回りこみながら下へ、下へ降りて行く時間と距離の長かったこと。膝も、ちょっと、ガクガクになった。

ヘルメットも、軍手もつけてみた。余り似あわないと思う。

あとで訓練本部で貰った、防災食も試食してみた。ビスケット、水の他、何と、竹の子、切干大根の缶詰だった。意外と、美味しく感じた。

今まで、真面目に参加していなかった防災訓練、初めて、まともに参加してみて、好奇心からか、ちょっと面白くも感じた。

今朝は、膝が、まだちょっとガクガク。ちょっと誇らしいガクガク。

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October 27, 2010

賤ヶ岳、姉川の響きに酔う

今回の旅行で、琵琶湖周辺、長浜の北に、姉川や、賤ヶ岳の古戦場があることを知って、その位置を確かめ、何となく嬉しくなった。(1570年)浅井長政が信長に敗れた姉川の戦い、(1583年)柴田勝家が秀吉に敗れた賤ヶ岳の戦いが浮かんだ。

長浜から安土へ行く列車の車窓から、石田三成の佐和山城址も見えた。

長浜で、ひと際目立つ伊吹山の形を見ながら、これは、信長も秀吉も、光秀も三成も眺めた、今も変わらぬ伊吹山かと、感慨深い気持ちになった。

遥か昔は、近江朝廷の大友皇子が、天智天皇の弟・大海人皇子(天武天皇)に敗れた672年の壬申の乱まで、知りたくなった。

琵琶湖湖畔の風景に、うっとりするほどの、人生の深い味わいを感じる思いであった。


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October 26, 2010

琵琶湖に浮かぶ沖島、保元の乱・平治の乱、源氏の落人

近江八幡・国民休暇村は、琵琶湖・沖島の眼前にあった。

琵琶湖には4つの島(沖島、竹生島・多景島、沖の白石)があり、沖島は周囲6・8km、面積1.5km2と、琵琶湖で最大の島。島民約400人。

保元の乱(1156年)、平治の乱(1159年)の頃、源氏の落人が住み付いたのが、本格的な島民の起源と云う。平安時代末期、後白川天皇と、崇徳上皇の争いに、源氏・平家がそれぞれに加担した、武家時代の幕開けの争い。

24日、安土城址付近、葦の湖畔のサイクリングなどした後、横浜へ帰る25日、私は、初めて知った沖島へ行ってみたくなった。

堀切と云う船付場から、もう、ちっさな離島へ行く雰囲気。島は、昭和30年代に見た様な、素朴な光景が、一杯に広がっていた。観光地化されていないところが、好い。

静かに、もの思いに耽りながら、この様な島に滞在するのも、さぞ心地よかろうと思った。

旅は、また、人生に沢山の驚きを与えてくれた。安土城址そばのコスモス畑には、コスモスが咲きほこっていた。

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October 25, 2010

平日夕方の閑散とした江ノ島の光景

先週金曜日、午後休暇をとって、鎌倉・腰越に絵画展を見に行った帰り、近くにある、江ノ島を夕方5時半過ぎに散策した。

休日の日中の賑わいとは、うって変わって、人影は少なく、閑散とした光景に、驚いた。

私は、江ノ島の入り口にあるビルの2階の寿司店から、夜景の腰越、鎌倉方面を見るのが好きだ。2006年、ノルウェーの友人の娘さんがバックパッカーで来日した時、連れて来た店でもある。

この季節は、5時過ぎから、暗くなる。帰る時、もう7時半くらいになると、深夜の様な静けさだった。

店の人に聴くと、平日の夜の人通りは、こんなものなのだそうだ。冬の雨の日の平日の夕方なんて行ったら、無人島みたいに静まり返っているかも知れない。そんな日は、寧ろ、トレンンチコートの襟を立てて、一人訪れてみたら、面白そう。

店の情報では、11月27日、江ノ島の振興策で、初めて冬の大花火大会をやるとのこと。夏の花火の1000発に対し、この日は、何と5000発の予定とのことだった。冬の寂しさを紛らすイベントの様に思えた。

平日の秋の夕方の江ノ島は、私にとっては、とても、幻想的な島だった。

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October 24, 2010

夜空のシンフォニー、パステル画・萩尾紅子展、江ノ島

先週金曜日、午後半休を取り、江ノ島近くの腰越で開催中の、パステル画・萩尾紅子さんの個展を見に出掛けた。

妙高の雪原に住み、指で描く、独特のパステル画の画家、萩尾紅子さん。スピリッチュアルな、遺伝子が、描かせるような、神秘的な表現。

坐禅で云う、一元の世界と二元の世界を、同時に描いた様な、新鮮な神秘性がある。

夜空のシンフォニーと題された絵は、夜空一杯に浮かぶ、ヤマボウシと云う白い花の絵だった。夜空には、圧倒的な、神秘性があるが、白い花で、思いっきり夜空を表現するところは、すごいなーと思った。

何か、禅にも通じる新鮮な世界でもあった。

会社を休んでも行く価値のある、夕方の江ノ島への小さな旅だった。

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October 23, 2010

琵琶湖サイクリング

今日から25日(月)まで、サイクリングクラブ主催の行事で、琵琶湖サイクリングへ、初めて出掛ける。今日、朝10時50分、新幹線・米原駅集合、長浜から近江八幡方面へ走ると云う。

今回の旅で、安土桃山を、ちらっと感じられるかも知れない。近江八幡の水郷廻りも行ってみたい。

今日の阿佐ヶ谷ジャズフェステイバルは断念、25日のアラビア語講座も断念、25日会社は年休。

琵琶湖界隈は、私にとっては、未知の場所。

ちょっと、2日~3日、驚きの海に漂って来る感じ。

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October 22, 2010

恐竜遺伝子がオンか?

昨日、ビジネスで会食中に、何でも食べる人間の話になった。

隣のアラブ人曰く、人間は、「何でも食べる、飛行機以外は」・・・・?????。

私は、一瞬、思考が停電になり、その後、可笑しくて、吹き出した。そりゃ、固くて食べられない。歯が痛そう。

そしたら、「中に、客が乗ったまま食べるか、客を降ろしてから食べるか?」と嗜好を問われた。益々、混乱笑い。

なるほど、人間も、そい云う、恐竜遺伝子を持ったまま、生き延びている種がいたんだ。傑作な生物多様性を思う。

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October 21, 2010

血管は髪の毛の13分の1の大きさ、それが地球2周り半の長さ

髪の毛の太さは、約100ミクロンとのこと。1ミリは、1000ミクロン。即ち、髪の毛は、約0.1ミリ直径。

一方、人体の血管、地球を2周り半する9万KM、とか10万KMと云われる血管の殆どは、毛細血管で、約7ミクロンと云う。 即ち、髪の毛の13分の1の太さ。

こんな微細な、万里の長城の15倍くらいもある管を、たえまなく血液は流れている。

ミクロの世界の壮大な営みは、想像するに、気が遠くなる奇跡。神ワザの様な生命の営みを思う。

砂糖と動物性脂肪の過剰摂取、不規則生活などは、この微細な毛細血管に何を引き起こすか、イメージが湧いてくる。サラサラと流れる川であって欲しいと思う。

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October 20, 2010

唯識仏教辞典

坐禅・唯識に興味を持って、この4、5年。ヴェーダンタ哲学・禅の思想、唯識のことを、山口博永住職や横山紘一先生に聴いて来た。

最近、横山紘一先生が、何十年に亘り、編纂を進められて来た、唯識仏教辞典が完成(1052ページ)、春秋社から発売になった。

横山先生は、大乗仏教・唯識に対する、7世紀の玄奘三僧の偉業への報恩にと、この辞典の編纂を思い立ったと、前書きに書いておられた。

この辞典のお陰で、私は、これから、読む色んな仏教典や、住職の言葉が更にわかる様になると思い、とても嬉しくなった。

先日、神谷町の書店で注文して、一昨日、入手した。ちょっと重たい、1.5kgもある辞典、誇らしげに、自宅へ持ち返った。

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October 19, 2010

好い食べ合わせ事例、伝統食のすごさ

今日は、好い食べ合わせ例の紹介です。 伝統食の知恵はすごいなーと思う。ー10/16私のブログで紹介の増尾清著、食べ合わせの本(朝日新聞出版社)から抜粋、続き編ー

(1)マグロと納豆 →納豆のメチオニン・シスチンと、マグロのビタミンB6。肝臓の解毒。
(2)ほうれん草と豆腐(ほうれん草の白和え) →ビタミンACEが強化される。
(3)大豆とヒジキ(大豆とヒジキの煮物) →大豆のサポニンは、ヨードを引き出す働き。
(4)オクラと納豆、もしくは山芋。 → 免疫力アップ。
(5)干ししいたけ、しらす、ヒジキ、桜エビ。→ビタミンDがカルシウムの働き助ける。
(6)ヒジキと豆腐。 → 豆腐のホウ素が、カルシウム マグネシウムの吸収高める。

(7)秋刀魚と大根。 → 秋刀魚の焼け焦げを、大根のペルオキシダーゼ が打ち消す。
(8) 鯖と味噌。→ 味噌のビタミンEが、過酸化脂質増加を防ぐ。
(9) ワカメと味噌。→ワカメのカリウムが味噌の塩分の害を除去。
(10) アルコールとみかん。 → アルコールの害はビタミンCで除去。
(11) アルコールと納豆。 → 納豆のコリンは、肝臓の脂肪を代謝。
(12) ビールと枝豆。 → 枝豆の高たんぱく、高ビタミンがアルコール分解助ける。

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October 18, 2010

脂肪肝の位置付け、最新医学情報

一昨日は、医師講演会を聴き、昨日は食育指導士の講習会に出席、土日は、どっぷり食育の最新情報に触れた。

栗原毅先生(慶應大学)から、最新の医学情報として、脂肪肝に対する新しい考え方が、つい数日前に、医学界で認められたとの話を聴いた。

従来、脂肪肝は病の結果の症状の一部として見られていたが、寧ろ、脂肪肝は、これから色々な病に入る入り口の症状との位置付けが確認されたとのことであった。

運動不足、過食は、先ず脂肪肝となり、そこから、内臓脂肪、高脂血症、対糖機能異常、高血圧、動脈硬化と進行して行く。

肝臓は、凡そ1200g~1400gの臓器、脂肪肝には精々300g~400gの脂肪が付いているだけ。1kg痩せると、脂肪肝の約100gの脂肪が消える。だから、2kg先ず痩せる努力で、健康は大改善する。

痩せる基本の、コツは、「ゆっくり食べること」。そして筋肉を維持・増強する簡単な運動(スクワット・片足立ちなど)を毎日数分すること。

脂肪肝は、見逃してはいけない。ゆっくり食べ、簡単な毎日続けられるスクワット、是非やろうと誓った。


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October 17, 2010

英雄達の新たな試練

チリの落盤鉱山から救出された作業員達の人間の神性は、地上に上がって来た段階で、再び、日常の、煩悩に苦悩する人間へ戻ってしまう様に思う。

取材陣から、報酬を受け取る家族達、年収以上の講演料での講演依頼などで、結束していた作業員達に、煩悩の荒波が押し寄せる。

神性も煩悩も、全て同じ人に宿る自然の作用の一部。そのどちらも、ある特定の場面に反応して、写し出されるだけ。神性の現れる面積を大きく出来る人が、修業を積んだ人。

救出された英雄達の、新たな試練を想う。

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October 16, 2010

食べ合わせ、悪い事例の数々

最近読んだ、食べ合わせの危険の例、食育上、極めて納得する内容で、また、余りにも身近で、気をつけねばならないことだと思った。

「毒を出す、新食べ合わせ法」、増尾清著、朝日新聞出版社 より抜粋―食材の成分から見た悪い組み合わせ

(1)干物&漬物 →干物のジメチルアミンと漬物の亜硝酸が、体内で発ガン物質を生成する懸念。
(2)砂糖と脂肪 → 脂肪の蓄積が高まる。 肥満の大敵組み合わせ。
(3)動物性食品(肉・牛乳)と加工食品
 動物性食品に含まれるリンと加工食品(清涼飲料・ハム・ソーセイジ・練製品)に含まれるリン酸塩で身体はリン過
剰 になり貴重なカルシウムと結合しカルシウムを体外に排出。
(4)即席麺と清涼飲料
澱粉質と糖分のエネルギー化のため、ビタミンB1が消耗されて精神が不安定化する。
(5)ポテトチップスとコーラ →コーラはリン酸過剰。ポテトチップスはカルシウム少ない。カルシウム泥棒。

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October 15, 2010

哀しいほどの美しさ

今朝は、南米チリ鉱山落盤事故からの救出劇の続報に、作業員の神性に触れ、心が震えた。

「チリ救出、最後はリーダー」・・・、"最後はリーダー"の響きに、私は涙した。

人間は、他を助ける遺伝子を元々持っている。その神性が、現れたのだ。「他が、救われるまでは、私は救われたくない」、これは修業する僧の、崇高な発心と同じ。哀し過ぎるほどの美。人生で、こんな美しさを、現実に見れた私は、とても幸せで崇高な気持ちになれた。

両親がこの様な美を見せてくれたこともある、人生でめぐり合った数少ない人がこの様な美を垣間見せてくれたこともある。その人達の顔が浮かんだ。

622メートルの坑道に最初に降り立った救出の作業員ゴンザレスさんも凄い。33人を無事地上へ送り出し、無人となった坑道を見届けたのも、そのゴンザレスさん。無人となった坑道を見届ける姿は、これも神性。

この様な、神々の、競演を、私は、ただ、哀しくなるほどの感動で見た。

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October 14, 2010

チリ鉱山作業員救出、人間の仏性をみる想い

チリの鉱山落盤事故で、地下600メートル、気温約35度、湿度約90%という過酷な閉鎖空間で、33人の作業員はなぜ精神的に耐えることができたのか。専門家は、作業員らが11人ずつ当直と睡眠、休養の3交代シフトを組んだことに注目したと云う。これにより、閉じこめられた作業員全員が「仲間が生き残るために貢献している」と感じることができ、それが精神的な支えになったとみる。そんな記事がインターネットに出ていた。

また、全員が、「自分は最後でよい」と救出順番を譲りあったことに、感激した。

「己いまだ渡らざる前に、一切衆生を渡らせんと発願する」(自未得度先度他)、住職からよく聴く仏性のほとばしりを想った。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のことも想った。

12日住職がインドから帰って来られた翌日の、チリ作業員救出のニュース。住職の、姿を想い出した。

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October 13, 2010

池上本門寺、お会式、初見物

昨日は、連休明けの出勤に、随分久しぶりに感じた。私生活と仕事が、隔絶しているところが新鮮で好い。とても、気持ち好く、石油の業務を思い出し、テキパキと仕事をした。

昨日は、終業後、また、初めてのことを体験しようと、池上本門寺のお会式を見物に出掛けて試た。御成門から三田線・京急線で西馬込駅下車、15分くらい歩いて、本門寺へ向かった。初めて降りる、西馬込も、知らない遠くの街に降り立った様で、気持ち好かった。♪知らない街へ行ってみたい♪の歌を小声で、くちずさみながら歩いた。

本門寺の境内に近づくと、沢山の提灯が飾られ、"何無妙法蓮華経"の御経がどことなく聞こてきた。壮大な本堂もライトアップされ一段と厳かだった。色々な、提灯が飾られ、ちょっと遠い昔の、違う時代に入りこんだ気持ちも味わった。参道には、数え切れないばかりの模擬店・屋台が並び、その人混みに圧倒された。

やっとで参道を抜け、人混みから解放され、東急線の池上駅から、蒲田経由で横浜へ帰った。

初めて見る世界は、子供の目になる。世界が拡がる時、子供の時の様に、人生に神秘や畏怖や希望を感じる。池上本門寺、お会式も、私の人生で、はっきり脳裏に刻まれた。

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October 12, 2010

手賀沼の休日の光景

今回の連休初日(10/9)雨で中止になった、狭山湖サイクリングの代わりに、快晴の昨日、単独で、我孫子・手賀沼一周サイクリングを思い立ち、行ってみた。

手賀沼湖畔は、家族連れや子供達が、楽園にでもいるかの様に休日を楽しんでいた。小学生らしき女の子を挟んで、若い両親が、湖畔でドッジボールをしている。ミニSLの背中に、大きな大人も混じり、小っちゃな子供達がアヒルの様に座って通り過ぎる。

武者小路、志賀直哉、柳宗悦ら白樺派の文士達は、この手賀沼の光景を、こよなく愛したと、湖畔に記述がある。当事、手賀沼八景と云われるくらいの風景は、今も、残っている。網を積んだ小舟が浮かび、鳥が湖面に憩い、夕暮れ西の空に鳥の群れが帰る様は、確かに絶景の名に相応しい。

帰りに立ち寄った、我孫子駅前のケヤキホールの最上階カフェから、手賀沼一帯を遠くまで眺望出来た。こんな平らな地平線の眺望を久しく見ていなかった。まるで、出張先の豪州で見た様な光景を想い出す。遠くに、浅草のスカイツリーまで見える。西に沈む夕日の眩しい輝き。見なれない、広大な地平線の眺望に、ちょっと、海外旅行気分。

常磐線、日比谷線で約2時間の手軽な海外旅行であった。自転車代、300円。

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October 11, 2010

「農民ロケット」見物

昨日は、埼玉県無形民俗文化財の秩父・椋(むく)神社の龍勢祭り(農民ロケトット)を初めて見物した。

朝9寺から夕方5時まで、15分間隔で、村・団体の代表30のロケットが打ち上げられる。ロケットは、竹・黒色火薬で作られ、空高く500メートルくらい高く打ち上げられる。

織田信長の時代頃、当事の狼煙(のろし)を元に、この様な祭りの由来になったと云う。

1884年(明治17年)秩父困民党の反政府反乱・秩父事件は、この椋神社に反乱軍は決起した。映画「草の乱」で見た神社。

朝の雨も止み、寧ろ、うって変わった快晴の空に、勢いよく、オレンジ色の火を噴いてロケットは上がった。丁度、最高地点に上がって、ロケットからパラシュートが開き、ゆっくり降りてくる仕掛けなど、手がこんでいる。こんな祭りができる、村の伝統と人々に、関心する。

「農民ロケット」、その響き、心意気が好い。

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October 10, 2010

木漏れ日の中、きらきらと輝く

昨日の横浜ジャズプロムナード・馬車道の関内大ホールで、酒井俊オーケストラの酒井俊さんと云う女性ヴォーカルの歌を初めて聴いてみて、彼女の詩の心に感動した。

時折、詩を読み上げる様な静かな語りを交え、人生の数々のシーンを、謳いあげる彼女のスタイル、ちょっと、迷いの時期を吹っ切れていて、訴えるものがある。

彼女の詠う詩の中で、「木漏れ日の中、きらきらと輝く貴方が見える。朝、日が昇る時、私はまた、貴方に会える。」とあった。

人生の中で、「穏かな日、木漏れ日の中、きらきらと輝く姿を想い浮かべる人は、何人いるだろうか? それは、母や父や姉妹や兄弟や、恋人などであろうか?」と想った。

確かに、「木漏れ日の中、きらきらと輝く人」はいる。そんな人を想い出せば、どれだけ心癒されることかと想う。

そして、その輝く眩しい人に向かって、今の私を見て、安心して下さいと感謝出来たら、・・・・・。私も、木漏れ日の中に溶け込んで行く。

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October 09, 2010

横浜・雨模様の休日の朝、2010年10月

昨日の夜、天候の悪化予想で、今日予定の狭山湖サイクリングが中止の連絡メールが届いた。冷静な良い決断で、やむなしだと思う。

それで、次の手は、今日は横浜ジャズフェシテイバルに専念することにした。雨の日のジャズも好し。

昨日は、日本のサッカーが、アルゼンチンに勝った歴史的大勝利の日でもあった。興奮した友人からのメールも届いた。

そして、昨日は、ノーベル平和賞が中国で服役中の平和活動家に決まり、中国政府の強烈な抗議。また中国社会の陰の部分を浮き彫りにした。大国・中国の苦しむ様が見えて来て、指導者の舵取りの難しさを思う。

予測しない、色々な展開に囲まれ、私も、人生も、社会も、世界も動いて行く。

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October 08, 2010

テキパキ、メリハリ、そしてリラックス

昨日は、海外出張から帰国直後の勤務の日だったので、急ぎの処理が求められる業務を念入りに、リストアップして、出勤した。

韓国・台湾での顧客との面談要旨の至急本国発信、毎月同時期の市況レポート発信等々、それから夜は、天王洲アイルで、プライベートなアラビア語講座参加。

テキパキと、メリハリをつけて、優先順位を意識しながら業務を処理する。そんな、リズミカルな仕事が出来た日だった。

今週末は、狭山湖サイクリング、秩父龍勢祭り(農民ロケット)見学、横浜ジャズフェステイバルへ行くことを計画。

今日は、ちょっとリラックスして、仕事と、週末の予定の準備をする日。秋らしい朝の空気を、美味しく感じる。

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October 07, 2010

曽我ひとみさんのお母さんの話

昨日夜、韓国・台湾の出張から帰国した。短い4日間の出張でも、海外は驚くことが多く、随分、日にちが経った様に感じる。

10月3日(日)、成田出発の日、空港のラウンジで読んだ、拉致被害者・曽我ひとみさんの手記(読売新聞。編集手帳欄)には、感動したなー。

「新しいセーターが欲しくて、こっそり家のお金を持ち出したこともある。その時、母は"母ちゃんが、服の一つも買ってやれたらなー。かんねんな"と云った。」

「工場で働く母ちゃんからは、いつも機械油のにおいがしていた。」

海外出張に行く私に、もし安く買えたら、ブランド品のカバンを買って来て欲しいと云った娘へ、この曽我ひとみさんの手記を書き写して、娘へ手紙として帰国後、渡した。

この様な、心に沁みる感動的な話が、わかる娘であって欲しい。貧乏は人を作る。人格を作ると思う。

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October 06, 2010

縁とは、蜘蛛の巣を揺らす様なもの

全ては、繋がっていると云う発想は、修業の極地。一即一切、一切即一。

住職は、縁とは、蜘蛛の巣の様なものと説かれた。どこかを揺らせば、全体が動く様は、確かに、深遠な示唆を与えてくれる。

全ての縁において、私は、かたち作られている。

どこかが、揺れれば、私は揺れる。私が揺れれば、他も揺れる。誰かが揺れれば、みんなで揺れる。

可愛くて、愛おしい程の、宇宙の調和。

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October 05, 2010

全てを映し出すスクリーンの様になる境地、悟り

波と大海の、大海を知ることは、エゴが消え去る瞬間。

自分が、無色透明になった様なもの。

自分がスクりーンであれば、この世の出来事は全て、手の平の上での出来事になる。全てが、取るに足らない、ものとして見えて来る。

万人が、お釈迦であることに気づく瞬間。

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October 04, 2010

住職のインドへの旅出発の日

住職は4日~12日まで、インド・カルカッタ他へ弟子他と5人で旅される。

住職に誘われていたのに、私は、仕事の都合で、同行出来なかったことは、ちょっと残念。

住職は、仏陀、マザーテレサ、ヴィヴェーカナンダの所縁の地を訪ねられると云う。

三蔵法師のガンダーラへの旅の様に、お付の者として行きたかったなー。私は孫悟空。

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October 03, 2010

今朝から、韓国・台湾への旅

今日から、6日夜まで、韓国・台湾出張。

時折の海外出張は、日常の生活の、丁度好い刺激になる。空港のラウンジで、一人ワインでも飲む時間も好い。

早朝起きてみると、台所の掲示板に、娘からの、お土産希望リストのメモがピンで留めてあった。

台湾・韓国の日頃電話で話す方々と直接会えるのも楽しみ。

ちょっと、数日間の異次元の世界へ、行って来る感じ。

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October 02, 2010

新幹線「のぞみ」、新横浜から品川通勤の快挙

昨日、朝8時頃、東横線が自由が丘・都立大学間人身事故の影響で、朝早く出勤前に、日比谷の耳鼻科クリニックへ診察へ行く予定が狂ってしまった。

電車は白楽駅から武蔵小杉までしか行かないと聞き、急遽、新横浜から新幹線で東京へ行こうと考えた。菊名から横浜線で新横浜へ行き、品川までの新幹線・自由席特急券(1320円)を買った。

8時38分発の「こだま」を待っていたら、8時35分発の「のぞみ」がホームに入って来て、次の停車駅は品川と案内があった。そうだ、「のぞみ」でも何でも、新横浜に停まる新幹線は品川・東京に行くんだと、ハッと気づき、「のぞみ」に乗りこんだ。

たった11分で、品川着、あとは山手線で有楽町へ、9時半診察開始の耳鼻科クリニックには20分も前に悠々間に合って、朝一番のスケジュールは、無事終了。

乗車券・菊名ー有楽町480円、新幹線特急券・新横浜ー品川840円、合計1320円で、「のぞみ」出勤の快挙。たぶん、人生で一度きりの出来事であろうと思った。横浜から品川へ「のぞみ」で出勤する人は、たぶん変人だろう。

こんな体験も、人生に、ちょっとした味付けをしてくれる。思いもよらぬ、新鮮な、小さな驚きの体験であった。

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October 01, 2010

老朽住宅、仮説住宅

今朝TVで、自民党は「老朽住宅」、民主党は「仮説住宅」の様なものと云っていて、正にピッタリの表現に驚いた。

壊れそうな老朽住宅には返りたくないし、避難所みたいな仮説住宅では、長く住むところではないと思う。

人生に対する違和感も、この様に表現したら、ピッタリかも知れない。

今の私は、老朽住宅にも住み、仮説住宅にも住み、時折、新築の木の香りのする家にも住む、そんな存在なのではないかとも想う。

日々の小さな驚きに満ちた瞬間は、心は新築の家に住む。

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