「38億歳の赤ちゃん」、村上和雄先生(遺伝子研究)の表現
赤ちゃんは38億年の生命誕生以来の遺伝子をもって生まれて来る、云わば38億歳。村上和雄先生の表現に驚いた。
137億年前のビッグバンの時に生じた水素原子も、46億年前の地球誕生の痕跡も、38億年前の生命誕生以来の遺伝子も、16万年前の人類の誕生時からの遺伝子も、全ての人間には備わっている。
私が見ている人は全て、38億歳+α歳の存在。赤ちゃんも老人も、同い年みたいなもの。
ビッグバン以前に、更に、最初に遡れば、宇宙の意思が、おぼろげにも感じられる。身体は衣服の様なもの。肉体の放棄は死と云うが、「38億歳の赤ちゃん」と云う表現は、「生ぜず、滅せず」を説かれている言葉だと思う。
数年前、円覚寺の足立老師様の講話で、「ありきたりの様に見える今日も、実は、地球誕生以来46億年目にやっと到達した頂点の日でもあります。」との話も想い出した。
私は38億歳プラスα歳。
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