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August 04, 2010

映画、「樺太1945年夏、氷雪の門」

昨日夜、36年前、ソ連の圧力で封印された映画、「樺太1945年夏、氷雪の門」を見た。

1905年ー1945年、40万人の日本人が暮らした樺太。豊原、真岡の街並み、当時の日本人の生活を映像で見れて良かった。私の両親の満洲での体験を、擬似体験する様な想いで、私は、この映画をどうしても見たかった。

8月20日、真岡郵便局で、9人の電話交換手の乙女達が、迫る来るソ連兵の緊迫した状況の中、「皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら」と告げて、青酸カリで自決した。

樺太をまじかに望む、対岸の稚内には、樺太で亡くなった全ての人々のために建つ氷雪の門、と女人像があると云う。私も、いつか、必ず訪れたい場所。

8月9日ソ連軍の攻撃が始まり、樺太のソ連国境の町々から、ソ連軍の攻撃を逃れて、歩いて南を目指す難民の集団。その、逃避行の映像は、強く、私の母親の人生を想起させた。母も当時、青酸カリを持っていた。

余りにも、人生が過酷で、ただ、呆然とこの映画を見た。

そして、「打撃、衝撃は、己を学ぶためのきっかけである」との、日頃の住職の言葉を想い出した。

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