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May 26, 2010

現代に脚色された過去、「全ての歴史は現代史なり」

先日、突然、高知の親友が上京し,夕方、東京八重洲で待ち合わせ、銀座の居酒屋"三州屋"で一杯飲んだ。そのとき、彼が、歴史哲学者クローチェの言葉に感動したと云って紹介してくれたのが、「歴史は全て、"現代史"である」との言葉であった。

丁度、私が、663年の"白村江"の大敗北を、日本の歴史で、余り強調しないのか、教えないのかと云う疑問を最近持ったばかりだったので、ピーンとこの言葉の意味する思想・哲学がわかった。

過去の数ある史実の中でも、自分の利害・価値観・好みで、史実を選び出し歴史書は書かれる。結局、"群盲索象"。現代の人が、どう考えるかで歴史は塗り替えられて行く。

何だか、人生を振り返る時も、同じように想う。過去は無く、ただ、現在が過去を脚色してしまう。

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Comments

小林秀雄もクローチェのことを言っていましたね、歴史は現代史なのだと、過去も未来も鏡の中に映るイマの姿だと。私は東京を引き揚げ、母親のいる古里(アイデンティティ)に帰りました。帰る場所も大切ですし、行く場所も大切だと思えます。東京は行く場所であり、行く場所を取り敢えず失ったのは寂しいです、が、帰る場所を選んだ自分です。阿佐ヶ谷に住んでいました。

Posted by: ハンス | May 31, 2010 at 08:43 AM

ハンスさん、コメント有難うございます。"過去も未来も鏡の中に写る今の姿"と云う言葉は、素晴らしい表現ですね。

阿佐ヶ谷に住んでらっしゃったのですか。ケヤキの並木が綺麗な街ですね。

Posted by: life-artist | June 01, 2010 at 07:08 AM

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